積乱雲を浮かべた空は夏を感じさせる。
阪急の展示まで、残すところあと1ヶ月ほど。
こうやって文章にすると、
なんだかとても焦る。
天気も良くて、暑さを感じる今日。
ふと青い空を見上げると積乱雲をみた。
夏が目の前だ。
今日も窯をたく。(上絵)
少しずつ自分の「これだ!」という作品に近づけていけたらいいとは思っているが、
そうはいかない。
時折気持ちだけがジャンプして、葛藤が生まれる。
欲張らず一歩一歩。
ゴールのない理想にたどり着くまで、
程遠い道のりだろう。
ブルー!
8月のスケジュール
8月は3つ展示会があります。
今はそれに向けて、作品を製作中です。
(個展とグループ展です)
3つは初挑戦なんで、5月は気持ちに焦りがありましたが、6月に半ばになってくると、
その感覚も麻痺してきました。
肩の力を出来るだけ抜いて、気持ちを楽に楽しく作りたい。
とにかく数が必要。
自分の中で精一杯ひたすら作る。
↓うさぎも何パターンか試す。
もう少し大人っぽくした方がいいかな?とか考える。
削ったりして、線を生かした風合いを出す。
焼いてみたら変形などする事もあるので、
上手く焼ける事をひたすら願う。
↓下書き
石川直樹さんの「最後の冒険家」の本の一節から、
エヴェレストを熱気球で越えるという挑戦の図。
一回試しに下書きをする。
周りに影響されないように、なるべく自分と作品だけの時間を大切にし、集中したい。
余計な情報は、携帯を見るだけでたーくさん
入ってくる。
情報は人の気持ちをいとも簡単に、
良くも悪くも混乱させる。
それが分かっているので、多少意識してスイッチオフするくらいが丁度いいのかも。
そして私は欲張りなので同時に色々しようと考えてしまって余計に効率が悪くなっている。
マルチタスクはできない頑固タイプ。
一個一個集中してこなしていこう。
《8月の展示会予定》
●8月7日〜27日 (博多阪急 個展)
●8月23日〜27日 (奈良県 絵付科仲間とのグループ展)
●8月29日〜9月1日(箱崎ブックスキューブリック 二人展)
よろしくお願いします!
最後の冒険家
石川直樹さんの「最後の冒険家」の本を購入。
1日2ページずつほど、ハイパースローペースで読んでいます。
石川直樹さんは写真家でもあり、沢山の国や地域を旅して回っている方です。
最近、命について考える出来事が重なり、そんな時に石川さんの生き方や写真を目にした時に、自分に凄く響きました。
石川さんについて以前から名前や写真は目にしていました。
しかし、その時の私はピントが合わなかったようで、
生きる事、死ぬ事を意識せざる出来事が起こった時、
石川さんの写真や生き方の凄さに気づきました。
石川さんの写真に納められたヒマラヤ山脈の姿を見て、
あまりに美しく、
そしてその裏側はきっと命がけで登山に挑戦し、その瞬間を写真に収めている、そんな熱い思いを勝手に想像してしまいました。
何で命の危険を顧みず、危険な場所に挑戦出来るんだろう?
死ぬ事が怖くないのか?
危険な事があった後、トラウマにならないのか?
私には怖くて出来ない事。
怖さをどう克服していくんだろう。
疑問持つ。
それだけ熱い熱いハートなんだろう。
石川さんはインタビューで、世界を身体で知りたいという思いが強いと言っていました。
恐れを飛び越え、思いが自分を動かす。
私はむしろ逆の事をしていて、
いつも同じ場所、同じ部屋で日々土に向かって制作している。
土という素材の中で様々な世界を見つけようとしている。(土の世界は無限である)
だから石川さんの生き方に、唯々尊敬する。
石川さんの撮る写真は透明感のあるものが多く美しい。
(望遠レンズを使わず写真をいつも撮っているそうです)
特にヒマラヤ山脈の写真が好きです。
(自分は登りたいとは思わないが、
山にどこか憧れがある)
私もカメラを購入し、写真を撮りたい。
石川さんは、8月に(確か)
エベレストに続く世界第2位の山、
K2に再チャレンジするそうです。
私も8月に展示会があるので、
石川さんを時々思い出して、自分を奮い立たせようと思います。
本当に山登りをするような気持ちです。
楽しんで制作出来たらと思います。
葛藤は沢山あります。
楽しんで作った方が、結果いいものが出来るはず!
楽しむ事を意識していきたい。
↓まだ試作を試みている段階です。
間に合うかな、、!(正直不安しかない)
↓久しぶりに絵の具で描いてみたスケッチ
今日、暑くて保冷剤を使った。
その保冷剤が今日一番面白かった。
石川さんに勇気をもらって私も世界を旅したい。
最後に石川さんの本のタイトルなどの言葉の選び方も凄く素敵だと思います。
(かなり褒めまくってますね。)
↓
本(最後の冒険家)のほぼ後半部分に差し掛かる。
神田道夫さんが気球に乗って太平洋横断を試みる実話なんですが、
神田道夫さんの人物像にも凄く胸を打たれます。
自分の決めた事は曲げない性格だったそうで、
命は無くしてしまいましたが、
いい意味で頑なに自分の意思を貫いた人が
道を切り開いていくんだなと同時に思いました。
頑固さっていい面と悪い面、
本当に裏表だなぁ。
有田陶器市2019
無事に有田陶器市の出店が終わりました。
お越し下さったお客様、ありがとうございました!
山口アーツ&クラフツで出会ったお客様も何名か声をかけて頂き、大変嬉しかったです。
皆さん器好きなんだな〜と感じました!
今年は初日2日間、雨でのスタート!
初日が雨っていうのは、ここ10年で初めてかもしれません。
来年は天気がいいといいな〜。
うちの猫は、私がいない間(一週間)に太っていました。
いつもより多めに餌をもらっていたようです!
陶器市で母がゲットしたカゴに早速入って寝ていました。
陶器市に持っていった作品↓
こうやってシールを貼ったのも遠い昔のようです。
シールに旧作と書いて貼っていたのですが、
お客様に「1日作(いちにちさく)」ってどういう意味ですか?と聞かれ、
その時は意味が分からず、後から旧作の漢字の読み違いだった事が判明しました。
旧の漢字、今後は間を詰めて書こうと思います。
陶器市での楽しみは、人との出会い、友人との再会、懐かしい思い出いっぱいの有田町での出店。
有田周辺に7年間、住んでいたので私にとって、
ここの町は第2のホームです。
20代の青春は全てこの町に捧げました。
こうやって出店を兼ねて、この町に戻ってこれるのもいい機会だなって思います。
最近、販売していて思うこと。
人に喜んでもらえるって、本当に嬉しい。
植物に例えるなら、沢山の水や日光、栄養を与えてもらっている感じだ。
ふかふかの土にお日様を浴びて、
眩しいと感じながらぐんっと気持ちよく花を咲かせる。
皆さまありがとうございました!
山口アーツ&クラフツ
無事に出店を終え、帰ってきました。
山口県は初進出です。
私の事、誰も知らないだろうな〜
大丈夫かな〜と最初は不安でしたが、
始まってしまえば、そんな事も次第に忘れていました。
中国地方は何度か旅行(観光)でしか訪れた事がなかったので、
お客様とお話していると、その地域の方言や地元の話などが聞けてとても新鮮でした!
(山口のお菓子屋さんのどら焼きも頂きました。
ありがとうございます)
暑さと多少の疲れと、
何人もの方に作品の説明をしていた為、次第に誰に説明したかも分からず、壊れたロボットのように、
同じお客様に2度同じ説明をしていたようです(失礼いたしました!)
「これは知り合いが名付けてくれた箸置きです」
何度言ったでしょう(笑)
うさぎの箸置きの事なんですが、
知り合いが「とろけるうさぎ」と名付けてくれました。
焼成前のとろけるうさぎ↓
自分じゃない誰かがパッと閃いた名前って、
私が考えるよりぴったりなんじゃないかなって思います。
他にもお店の方や知り合いが命名してくださった名前があります。
「肩幅ひろしくん」
「くまのびた」
写真がないので残念なのですが、、、。
名前をつけてくれるのは、嬉しいです。
名前の話はここで終わりにしますが、
初めて私の作品を見て、笑顔になってくれたり、可愛いと言ってくれたり、
お客様の反応が間近に見れて、
嬉しい気持ちを沢山受け取りました。
お客様、運営スタッフさん、出店者の方々、
ありがとうございました!
更にいい作品になるように、制作を楽しみながら頑張ります。
↓据わった目をしているリス
↓サイズと若干色味を変えて今回焼いた象
芝生の上は暑かった。
今年も酷暑な兆しが見えた2日間でした!
家に帰って来て、うちの猫は小さな箱で頑張って寝ようとしていました。
マグカップ作り
来週は、私にとって山口県ウィーークです。
4/18からナゴミスタイル(山口県)
さんでの企画展参加します。
その週末には、山口アーツ&クラフツでの2日間の出店。
山口は初進出です。
企画展では「おやつを楽しむ器」が並びます。
結構自由に、絵を施しました。
私だけ浮いてるかもです。
マグカップは今まであまり挑戦してこなかったので、まだまだ勉強が必要です。
数をこなしたら自然と身になるはず!
↓City
私は田舎も好きだけど、やっぱり都会が好き。
↓馬のカップ。
自然と馬を描きたくなる。
何でだろうか。
↓鳥のお皿はソーサーの為のお皿。
この並びや色合いが可愛くて写真を撮りました。
↓カップ&ソーサー
手作り感、満載な焼き上がり。
↓ネズミのようなリス
↓親子猫
ブサイクな子猫の顔が好き。
↓くま
あとは間違い探しのリスのカップも企画展に並びます。
他にもカップはありますが、このくらいで。
最近作りながら思っている事は。
私の器を通して、笑顔になってもらえたら嬉しいという事。
物作りが次世代にも受け継がれていけるよう、
焼き物に興味のなかった人や、
もちろん、
子どもにも大人にも誰もが分かるものを作っていきたい。
あわよくば国境も超えていきたい。
理想は大きい。
どこまで近づけるか。
一生を通して、それを追い続けられたら嬉しい人生だなー。
春の植物のいろとりどり
桜を見に、徒歩10分〜15分の公園に行ってきました。
たった15分程歩いてる間でしたが、
沢山の植物が様々な色をまとっていたので、写真をパシャり。
近所の家の庭先に咲いている花だけでもすごい種類の数。
花ってみんなに愛されている。
(私は枯らしてしまいますが。。)
植物達はみんな素敵なファッションセンス。
色の配色が素晴らしい。
春を待ちこがれて、様々な色を冬の間に用意していたんでしょうか。
桜だけが主役じゃないのよと言わんばかりに、
春が来た途端、競うようにどの花も美しく咲いている。
桜の花びらは、地面に落ちて絨毯に。
自然に落ちた花びらのリズムが素晴らしい。
枯れた花や葉っぱだって、差し色に。
写真を並べると、
植物達の輝きがとても眩しい。
植物はそこに生きているだけで芸術です。
また、引きこもって制作頑張ろう、、、。